今回は、物を捨てたくなる気持ちとうつの関連をご紹介します。

無気力になりがちなうつ病は、物が捨てられなくなる傾向が強いと言われています。逆に、物を捨てたくなる心理は、ご自身がどのような状態にあるのでしょうか？

断捨離は、要不要を認識して行う前向きな行動です。ただ、うつの状態で断捨離を進める際には、捨てる行為にだけ快感が得られ、本来必要なものまで捨ててしまうケースもあるので注意は必要。

宮城にお住まいの方で、最近無性に物を捨てたい気持ちになる方は、ぜひ参考にしてください。

物を捨てたくなるのは、うつの症状から来ているのかと本人にとればとても悩ましい問題でしょう。
うつは、不安感が強くなる症状があるため、悩みからさらに症状が強くなる場合もあるはずです。

うつと物を捨てたくなる気持ちの関連性を詳しく見て行きましょう。

物を捨てたくなる気持ちが強いのは、必ずしもうつから現れる症状ではありません。
逆に、うつにより物を捨てたくなくなることの方が多くなっています。

うつ病の場合、メンタル面だけではなく不眠、疲れ、食欲不振などさまざまな身体の症状も同時に起こります。捨てる行為を拒むのではなく、捨てようと思う気力や体力がなくなって捨てなくなってしまいます。

物を捨てられなくなると、さらに不安になったり過去に囚われたりすることはあります。
こういった状態で悩んでいるのなら、まずは一人で抱え込まず心療内科などで相談してみましょう。

「片付けられない」「ゴミを捨てられないなんて」と自己否定し続けるよりも、適切な治療により気持ちが改善する可能性も充分あります。

独特のうつの症状がありながらも、部屋にあるものを捨てたくなる気持ちが浮かんで来た時は、転機が来ている可能性もあります。

もし、病院で治療を受けている段階なら、主治医に相談してみましょう。診療経過から見て、アドバイスをもらえる場合もあるはずです。

うつの状態にあって物を捨てたくなる時、好転する可能性を秘めているとご紹介しました。ただし、一方では断捨離をする際に注意を払わなければならないケースもあります。

下記3つの注意点を確認してみて、断捨離を進められそうにない時は、一旦時期を様子見するのも賢明です。

たとえば、やみくもに何もかも捨てたくなる気持ちが強い時、一人で進める自信がない時などであれば、無理に断捨離を進めるほうが逆効果の場合もあるでしょう。

重要な書類や家族のもの、二度と入手できないものなどは取っておく必要があります。
断捨離の達成感を優先してしまうと、取っておくべきものの認識が薄れる場合もあるので、注意しましょう。

物を捨てたくなる気持ちが強いほど、こうした判断力が弱る時もあります。

物を捨てたくなる気持ちがあっても、断捨離は一気に進めないようにしましょう。うつの症状や身体的な症状があると、さらに負担になる恐れも。
無理をして一気に終えようとすると、結果的に体を壊してしまう場合だってあります。

できる範囲で少しずつ進める方が、心身の負担は軽減できます。

断捨離をしていると、捨てるかどうか迷うものは必ずあります。
この時、迷うものは一旦保留にしておくのがおすすめです。

保留にしておけば、次の物の仕分けを進められるでしょう。また、保留にしないで即座に捨ててしまうと、要不要の判断を誤る恐れもあります。

物を捨てたくなる気持ちになった時は、現状からのアクションを起こすきっかけかもしれません。
うつ病は、メンタル面だけではなく身体の不調も伴うことが多い病気です。物を捨てたくなる気持ちはあるのに、なかなか実行できない場合も。

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